2023/01/13
冬至を過ぎ、新たな年を迎え、気持ちは春へと向かっている。 本格的な冬はまだまだこれからというのに、少し可笑しな話かもしれない。 けれども、これから日増しに日照時間が延び、昼が長くなっていくという事実が、 僕たちの生きものとしての本能に直接的に働きかけてくるのだろう。 立春、早春、光の春。 そんな"兆し"を感じさせる言葉が好きだ。...

2022/12/30
日本画家東山魁夷が描いた「年暮る」という作品がある。 静かな雪が舞う、年越しの夜の古い京都の街並みを描いた作品だ。 街並みに人々の姿はないが、家々から伝わる“暮らし”の気配が温かい。 人を描かずして人間の温もりを表現した、この静かな絵が僕は好きだ。 今年も、いよいよ終わる。 今年も、やはりいろいろなことがあった。...

2022/12/24
絵本作家C・V・オールズバーグの作品に「The Polar Express」という著作がある。 北極にあるというサンタクロースの街へ向かう列車と、その乗客の子供たちのファンタジーなのだが、 子供時代に思い描いた淡い夢や冒険心、純粋な心を思い出させてくれるような絵本だ。 以前に、ある特集番組でオールズバーグの制作風景を追っていたが、...

2022/12/16
まるで深海にでも迷い込んだような静けさ。 初雪が降り積もった朝には、いつもそんな静寂を布団の中で味わった。 子供の頃、初雪は大きな“イベント”だった。 なぜだろう、子供たちに雪は“響く”のだ。 雪だるまにかまくら作り、そり遊びに雪合戦。日が暮れるのを惜しむかのように雪まみれになっては遊んだ。 それがどうだろう、...

2022/12/09
「自分がすることを愛せ。子供の頃、映写室を愛したように」 シチリア島・ジャンカルドの駅からローマへと旅立つトトを、アルフレードはそう語りかけ送り出す。 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の中のワンシーンなのだが、 この映画の有名なオープニング曲を聴く度に、そのセリフを思い出す。...

2022/12/03
涙も枯れる、というが、人生には本当にそんな瞬間もあるように思う。 気持ちが追いつかない、心が止まる、とでもいおうか。 そんな状況に陥った時に、願わくばそうなる前に、“その人”の周りにその想いを分かち合える環境があればいいのだが。 それが例えどんなに小さな“場所”だとしても。 音楽のチカラ。...

2022/11/27
「負けない事・投げださない事・逃げ出さない事・信じ抜く事、駄目になりそうな時、それが一番大事」  それが大事 大事MANブラザーズバンド 僕と同世代以上ならばこの歌詞を覚えている方も多いかもしれない。 僕が21歳で会社を辞めることになった時、社内で唯一親身になってくれた上司がカラオケでよく歌っていたことを思い出す。...

2022/11/27
絵の仕事を専業にしてから今年で13年ほどが過ぎた。 退路を断つ、という言葉があるが、人が何か重大な決心をする時にはそんな瞬間もあるのかもしれない。 37歳だったその頃、たぶん僕の体調の状態は一番の底辺にあった頃だろうと思う。 当時生業としていた環境調査の仕事も、絵も、いよいよどちらの仕事も勤まらない状態に陥ってしまっていた。...

2022/11/21
人生の休み時間が終わり、再び“授業”が始まったという事だった。 しかし、この“冬”は実に厳しく長いものだった。 僕自身の心も身体も死にかけていた。 そして、いつも決まって思うことがある。 なぜ、自分だけがこんな不運に見舞われるのか、と。 ここからの話は少しスピリチュアルなものになってしまう。 苦手な方にはどうかご容赦願いたい。...

2022/11/20
30代の記憶が僕にはあまりない。 この頃の自分を象徴するイメージと言えば、寝床でフラフラになった自らの身体を横たえている姿だ。 頭重に頭痛、強度の眼精疲労、肩首の異常な張りと凝り、両足の異常なダルさ、むず痒さ、胃炎、胃腸の不調、息苦しさ、 身体を起こしていられない倦怠感、手足の冷え、息苦しさ、ブレインフォグ。...

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