日本画家東山魁夷が描いた「年暮る」という作品がある。
静かな雪が舞う、年越しの夜の古い京都の街並みを描いた作品だ。
街並みに人々の姿はないが、家々から伝わる“暮らし”の気配が温かい。
人を描かずして人間の温もりを表現した、この静かな絵が僕は好きだ。
今年も、いよいよ終わる。
今年も、やはりいろいろなことがあった。
来年は、どんなことが待っているだろう。
きっと誰もが同じような想いを抱き、この年越しを過ごすことだろう。
皆さまにとりまして、2023年が素敵な一年となりますように。
どうぞ、良いお年をお迎えください。